手から伝わるぬくもり
先日、棚経(たなぎょう お盆の際、各家の精霊棚の前で読経すること。)のためあるお檀家さんのお宅を訪ねました。
90歳になるおばあさんが施設からご自宅に戻る時にお参りに来ていただきたいというご連絡がありご対応させていただきました。
そのおばあさん、今はおひとりで行動するのが難しい状態ですが、以前はお寺の行事にはいつも参加してくださっていて、お寺のお手伝いも積極的にしてくださいました。
「ごめんください」と玄関をあけると、息子さんが「どうぞおあがりください」と。
仏間にいくとおばあさんが椅子に座っておりました。
「おばあちゃん、こんにちは」というと、にっこり笑ってくださいました。
一緒に仏壇に手をあわせ、読経をさせていただきました。
お経が終わり、冷たい麦茶をいただきながら息子さんとおばあさんとお話しました。
息子さんによると、足腰はもう歳なので弱ってきているそう。内臓は特に悪いところもなく落ち着いた状態ですが、声が出なくなってきて言葉が出なくなってきたのが本人はつらいみたいです。とのことでした。
もともとおしゃべりが大好きなおばあさんだっただけに、おばあさんの気持ちを考えると辛い気持ちになりました。お返事を言葉で頂かなくてもいいと思い、目をみながらお話しました。
私はそっとおばあちゃんの手をとりました。
「わぁ、すごくあたたかい」
手のひらから伝わるぬくもりが私の身体全体に浸透していく感覚です。やさしく私を包んでくれるのです。こんな感覚は初めてです。
その時のおばあちゃんの優しい目から「大丈夫だよ。あなたも無理しないで」と言っているようです。
おばあちゃんの気持ちがぜんぶ伝わってきて、思わず涙があふれてきました。
それは最近の自分の状況。
苦しみや悲しみを全部だしてしまうと自分が崩れてしまう感覚。強がってしまう自分。。。。。全てを受け止めてもらえた感覚です。
僧侶といえども一人の人間です。
つらいこと、悲しいこと、迷いはみなさんと同じようにあります。
おばあさんに、肩のちからをぬいていいのよ〜と言われた感じです。
「花まつり法要とお寺BBQ」開催しました!
お天気にも恵まれて、みなさんと思いっきり楽しむことができました。
定番のぶた肉の丸焼き
毎回お手伝いしてくれるのは、れんけいじBBQチームのみなさんです。手際が良くてすばらしいチームワークです。
10:30法要開始。
みなさんに灌仏していただきました。
法要のあとは境内に出てBBQです!
今日はお子さんが30人ほど参加してくれて境内がとてもにぎやかでした。
妹のママ友たちが子ども向けにバルーンアートを作ってくれて子どもたちは大はしゃぎ。
恒例のじゃんけん大会。
また、企業研修に来てるタイ人の学生2人も遊びにきてくれてみなさんと交流して頂きました。
地域、女性、国際をキーワードに蓮馨寺はこれからもご縁を広げていきますので、よろしくお願いします!
境内には鯛焼き、たこ焼きの屋台も出てます。
鯛焼き、たこ焼きの鉄板は、なんとお檀家さんの手づくりです!
昨日からまた、今日も早朝から準備に関わってくださったみなさん、本当にありがとうございました!!
みなさんが楽しんでいる姿を、亡くなられたご家族やご先祖さまがみて、喜んでいると思います。
"哀しみも楽しみもいろんな思いを受けとめる大きな器"
れんけいじはそんなお寺でありたいと思います。
身体で伝えるということ。
【トライアスロン】西シドニーでironman70.3完走しました!
レース前に訪れ、トレーニングを兼ねてハイキングをしました。
スタートは6:15。
全くノーウェットを想定してなかったので、かなりの不安....
これまで足の届かない深さでノーウェットで泳いだことがありません。
ただただ、自分のペースでやるしかありません。
次はバイクです。
バイクの時に、水分をとったり、ジェルで栄養補給をします。
少し風邪っぽかったせいか鼻水が止まらず、鼻をかむ度に体力を消耗。
途中から偏頭痛が起き、薬を飲んだり、
冷静に、対応することが大切です。
レースでの対応が日常生活にも活かされていくと思います。
レースに出る度に、最後のランニングで感じることは、地に足がついていることの安心感。
スイム、バイクは気を抜いた瞬間に大きな事故につながる可能性が高いです。
イベントでも「折れない心」レジリエンスを育てるテーマで感謝については何度かお話させて頂いておりますが、レースの度に感謝の力を体感します。
タイムは6時間29分。
応援ありがとうございました!